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09.02.2010

 

Western Harbour Blue / The SONNETS

Western Harbour Blue / The SONNETS
Vinyl Junkie Recordings VJR-3019


まだまだ暑い今年の夏。そんなクソ暑い時には、こんなチョー爽やかな北の国からの音楽がいいかも。

バンドは北欧はスウェーデンはストックホルム生まれの5人組。まぁ、スウェーデンといえば、カッチンも好きなカーディガンズを生んだところだし、その前にもそのカーディガンズの音作りに貢献した名物プロデューサー、トーレ・ヨハンソンがいたり、ロンナイのマスト曲「You & Me Song」のワナダイズがいたり、とにかく、爽やかモノでは有名なところなのだ。

そんな「伝統国」からやってきたこのザ・ソネッツの魅力は、カーディガンズやワナダイズとも微妙に異なり、むしろイギリスの80年代の、いわゆる「ネオアコ系」とか「アノラック系」とか言われたもの、例えばアズテック・カメラやペイル・ファウンテンズとかに通じるアコースティックでメロディーに翳りのあるような切ない歌心とリンクし、また、スタイル・カウンシルやジョニー・ヘイツ・ジャズなどのUK風なブルーアイドソウルなソフィステイケイトされたサウンドもオメージさせる。



じゃあ、全部あちこちからの借り物かよ?って言いたくなるところだが、そういうことはないから安心して。やっぱり今の時代の若者たちのセンスで、そういう過去の遺産がうまく料理されて出されている。でも、どこかぎこちないのはやっぱり若さゆえ?全部が完璧なんてありえないし、そういうモノを彼らに求めてはいけないしね。

オープニングの「No Hollywood Ending」からいきなり「おっ!!」だもの。
イントロのストリングスの紡ぐメロディーは忘れもしない、バリー・ホワイトの名曲「愛のテーマ」のイントロを拝借したもの。それだけで、この5人組が、音楽的にも期待が持てることを伺わせるに十分。

7月に日本盤が出てから、静かなブームになっているようでぼくの周りにもファンが少なくない。若手で何かイイ感じのバンド教えて、と言われたら、彼らもそのひとつになることは間違いないね。

大貫憲章/KENSHO ONUKI

 
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