blog

09.10.2010

 

「Plastic Bertrandのデビュー・アルバム、ついに初CD化で登場」

「Plastic Bertrandのデビュー・アルバム、ついに初CD化で登場」

 ロンナイのマスト・ナンバーのひとつで、カバーのバージョンも多い、「恋のパトカー」のオリジネーター、ベルギー出身の今も現役バリなシンガー&ソングライター、プラスティック・ベルトランの「幻」のデビュー・アルバムが、いよいよこの日本で初CD化され新たなスタートを切りました。

 ご存知の方も多いかと思いますが、この作品、実はすでに80年代に日本でも一度発売されているんです。そのアルバムの解説をしたのが、このワタシでした。

 当時は今と違い、ネットもPCもない時代。情報を得ようにもレコード会社からもらう資料以外に、ほとんど何もないような状態でした。一部ファンジンも海外にいくつかちゃんとしたものがありましたが、入手が困難だったり、事前にその号の内容が分かることはなく、行き当たりバッタリな感じで、キチンとお目当てのところに行き着くのは、かなり難しい状況でした。

 したがって、ぼくの書いた解説もその少ないメーカーからのインフォメーションだけで、あとは自分の感覚、感性だけでとらえて書いたもので、事実関係が微妙に違っていることは多少なりとも、あったかもしれません。というより、実を言えばあのアルバムは、日本で独自に編集されたデビュー・アルバムで、オリジナルそのままではなかったんです。それが分かったのは随分と後で、ジャケットも内容も大きく異なっており、自分でもかなりビックリしたことを覚えています。

 それが、今回、VIVID SOUNDからCD化されるということで、汚名挽回とばかりに、「オレにやらせて」と頼み込み、書かせてもらいました。

 基本的なアルバムへの印象に昔も今も変わるところはありません。その意味では自画自賛ですが、ぼくの考えはあの頃も今も同じで正しいと思います。

 ただ、曲目の違いやネットなどで得た新しい情報で見た、プラスティック・ベルトランというアーティストの姿は、やはり、より正確に把握出来たのでボヤケたような印象は払拭されてハッキリと見えてきました。彼が、たどったこのアルバム以後の人生なども分かり、そのへんにも簡単にふれることが出来たのは、大きいと思います。彼は、今もなお現役バリバリで活躍中なんですから。面影はだいぶ違う感じですが(苦笑)。

 「恋のパトカー」(Ça plane pour moi)は彼のデビュー・ヒットでかつ最大のヒットでしたが、この曲はThe DamnedやCron Genらにより「Jet Boy Jet Girl」と改作されたり、Thee Headcoateesらほかのバンド、アーティストにカバーされたりして今なお人気の曲です。ほかにも「ポニョ ポニョ」や「ポゴ」それにThe Small Facesのカバー曲「Sha La La La Lee」など一度は聴いてみたい曲が多数あります。DLもいいけど、是非ぼくの解説のついたCDを購入してジックリ全部を聴いていただきたいです。意外な発見、驚きが必ず見つかりますから。


AN 1 / PLASTIC BERTRAND VIVID SOUND VSCD-8148
解説は、珍しく「大貫憲章」です!

 
Get the Flash Player to see this player.